鹿島アントラーズはサンフレッチェ広島戦の敗戦から一夜明けた7日、鹿嶋市内でトレーニングを行ったが、レネ・バイラー監督(48)がピッチに姿を見せることがなかった。同監督はクラブハウスに姿を見せたが、屋外での練習が始まる前に、私服でクラブハウスから出た模様。練習前には緊急ミーティングが開かれたという。

この日の練習を見守ったのは、岩政大樹コーチら日本人スタッフで、ムルジャ・コーチ、フィジカルコーチのクレクラー氏もピッチに姿を見せなかった。

鹿島は今季から、初の欧州出身監督としてスイス人のバイラー氏を招聘(しょうへい)した。序盤こそ、FW上田綺世、鈴木優磨の強力2トップで一時は首位に立った。だが、上田が欧州に移籍し、攻撃の形がつくれなくなり、5戦未勝利。直近2試合はシュート数も少なく無得点が続いていた。リーグ戦は4位だが、クラブは内容をかんがみ、バイラー監督を解任する方針を固めたとみられる。

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