元プロレスラーの「燃える闘魂」アントニオ猪木さんが1日、心不全のため79歳で死去した。今回は猪木さんを追悼し「アントニオ」を名前に持つイレブンでチームを構成した。
守護神はJリーグ初期を支えた「クモ男」ことシジマールで決まり。
DFラインは、レアル・マドリードとスペイン代表で活躍したカマーチョが左サイドバック。センターバックにはJリーグ柏でプレーしたザーゴ(柏、鹿島で監督も)と現役のドイツ代表リュディガー。右は1994年W杯米国大会でイタリアの準優勝に貢献したベナリーボで間違いなし。
中盤はまず、現役時代はユベントスの黄金期を支えたパスの名手コンテ。続いてアーセナルなどで活躍し、スペイン代表で06年W杯ドイツ大会にも出場したレジェス。このレジェスは19年に交通事故で35歳の若さで亡くなった。
FWはイタリア代表のテクニシャンにして「悪童」とも呼ばれたカッサーノ、90年代のブラジル代表の点取り屋で柏レイソルでもプレーしたカレカ。
そしてイタリア代表の10番を付けて10年W杯南アフリカ大会に出場したディナターレ(この時は1次リーグ敗退という憂き目にあったが)。
最後はロンドン生まれのジャマイカ代表、マイケル・アントニオ。力強いプレーが持ち味だ。
システムは4-2-4。サイドバックのオーバーラップもさえ渡り、4トップが大量得点を挙げてくれそうだ。
▽GKシジマール・アントニオ・マルチンス(清水)
▽DF(左から)
ホセ・アントニオ・カマーチョ(スペイン代表監督、Rマドリード)
アントニオ・カルロス・ザーゴ(柏、鹿島監督)
アントニオ・リュディガー(ドイツ代表、Rマドリード、チェルシー、シュツットガルトなど)
アントニオ・ベナリーボ(イタリア代表、パルマなど)
▽MF
アントニオ・コンテ(イタリア代表監督、レッチェ、ユベントス)
ホセ・アントニオ・レジェス(スペイン代表、セビージャ、アーセナル、Aマドリードなど)
▽FW
アントニオ・カッサーノ(イタリア代表、バーリ、ローマ、インテルなど)
アントニオ・デ・オリヴェイラ・フィーリョ=カレカ(ブラジル代表、ナポリ、柏など)
アントニオ・ディナターレ(ウディネーゼ)
マイケル・アントニオ(ウエストハム)
ちなみにアントニオ猪木さんの「アントニオ」は、米国で活躍したアントニオ・ロッカ(1921~77年)にあやかって名付けたと言われている。
【松屋圭祐】