北海道コンサドーレ札幌ペトロビッチ監督(65)が来季も指揮を執ることが決まった。65歳の誕生日を迎えた18日、札幌・宮の沢での練習後、「今年は厳しいシーズンを過ごしている中で、何とか最後残りの2試合でしっかり残留を決めて、来季もJ1で戦えるようにしていきたい。オフの期間には来季どういう風にチームをつくっていくのか、どういう戦いをしていくのか、しっかり考えて、来季のスタートに向けて準備したい」と続投を明言した。6季目の指揮となり、クラブ歴代最長をさらに更新する。自身としてもそれぞれ6季監督を務めた広島、浦和時代と並ぶ。

5年目の今季は現在J1で9勝12分け11敗で12位。次節29日広島戦にも6年連続の残留を確定させる可能性が高い。ケガ人続出の苦しいチーム状況でもJ1で戦い抜く手腕や、選手からの信頼の厚さは、クラブから評価されている。

来季はJ1歴代最多指揮を達成する見込み。06年広島時代から現在まで外国人監督最多のJ1リーグ戦通算520試合(226勝126分け168敗)。西野朗氏が持つ最多524試合(270勝91分け163敗)まであと4試合に迫っている。「日本に来て仕事できることを心から幸せに思っている。もしヨーロッパで仕事を続けていたら、監督人生はもっと短いものだったかもしれない」と振り返った。

この日、報道陣から愛用の香水をプレゼントされた。「今年はこういうプレゼントをもらえるだけの結果を残せていないのが心苦しいけど、いつもみなさんから応援してもらい、感謝しています。ハッピーです」とほほ笑んだ。

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