サンフレッチェ広島が奇跡的な逆転勝利を収め、悲願の初優勝を飾った。1点追う後半終了間際にキプロス代表FWピエロス・ソティリウ(29)の連続得点で2-1とC大阪を逆転。天皇杯6度、この大会3度目となったカップ戦決勝は、通算9度目で初めて頂点を極めた。就任1年目のドイツ人、ミヒャエル・スキッベ監督(57)の下、黄金時代が再到来した。

▼記録メモ 途中出場の広島FWソティリウが0-1の後半ロスタイムにPKを決めて同点とし、終了間際に決勝点を奪った。ルヴァン杯の決勝で2得点は19年の川崎FのFW小林悠以来3年ぶり史上9人目。後半ロスタイムに2得点は今回のソティリウが初めて。