J1の優勝決定は11月5日の最終節に持ち越された。首位横浜F・マリノスは浦和レッズを4-1で下して勝ち点65。2位川崎フロンターレもヴィッセル神戸に2-1で競り勝ち、3連勝で同63に伸ばした。勝ち点2差のまま最終節で横浜は神戸、川崎Fは東京と、ともにアウェーで対戦する。

1シーズンで争われるようになった05年以降、2ステージ制だった15、16年を除き、優勝争いが最終節までもつれ込んだのは今季で11度目。過去10度のうち首位だったチームの逃げ切りが6度、逆転優勝は4度となっている。

20、21年は川崎Fがともに4試合を残して優勝を決めたが、最終節での優勝決定は19年以来3シーズンぶり。3年前は首位横浜と2位東京が最終節で直接対決。横浜が勝ってそのまま15年ぶりの優勝を飾った。

川崎Fは17年に最終節で逆転優勝を経験。得失点差で鹿島を抜いてリーグ初制覇を達成した。最終節を迎えるまで首位に立ったことはなく、最終節で初めて首位に浮上して優勝を決めた。