日本列島がW杯の熱気に包まれる中、55歳の元日本代表FWカズが、5カ国目の海外移籍のために旅立った。

JFL鈴鹿ポイントゲッターズFW三浦知良の来季の所属先に、ポルトガル2部のオリベイレンセが浮上。7日、施設見学と環境チェック、監督らスタッフとの話し合いのためにポルトガルに出発した。

 

▽カズの海外移籍

◆ブラジル 静岡学園高を1年で中退し、1983年(昭58)1月に15歳で渡航。プロの下部組織で成長し、86年にサントスとプロ契約。同年にはパルメイラスと短期契約し、キリン杯にも出場した。キンゼ・デ・ジャウーなどを経て90年に帰国して読売クラブ(V川崎、東京V)入り。

◆イタリア Jリーグ発足の93年にMVPとなり、94年にアジア人初のセリエAプレーヤーとしてジェノアに移籍。ACミランとのリーグ初戦で負傷したが、復帰後のサンプドリア戦で初ゴール。1シーズンでV川崎に復帰した。

◆クロアチア V川崎の経営縮小もあって、98年にクロアチア・ザグレブに移籍。デビュー戦でアシストを決めたがPKを失敗し、その後も不発。チームはリーグ優勝したが、カズ自身は12試合出場0得点で終わり、99年に京都に移籍。

◆オーストラリア 05年に神戸から横浜FCに移籍。同年に横浜FCからシドニーFCに特別枠選手として移籍。リーグ戦4試合で2得点し、年末のクラブW杯に日本人として初めて出場した。大会後には横浜FCに復帰。

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