アディダスは24日、今夏にオーストラリアとニュージーランドで共催される女子ワールドカップ(W杯)の公式球「オーシャンズ(OCEAUNZ)」を発表した。

名前には、開催地域であるオセアニア(OCEANIA)とオーストラリア(AU)、ニュージーランド(NZ)のイニシャルが組み合わされている。波打つようなデザイン、光沢感あるホワイト、ブルーとグリーンのカラーリングは、両国の雄大な自然と文化にインスピレーションを受けたという。

また、昨年の男子W杯カタール大会の公式球に採用された「コネクテッドボール」技術も搭載。中心にチップが埋め込まれることで、スタジアムに設置された12台の高性能カメラが選手の位置を正確に把握し、人工知能(AI)がオフサイドであるかなどを判断。日本の1次リーグ最終戦・スペイン戦で、MF三笘がゴールラインギリギリのボールに追い付いた「三笘の1ミリ」も、確かな技術による判定から生み出された。

「オーシャンズ」は26日から、一般発売が開始される。