セレッソ大阪に12年半ぶりに復帰した元日本代表MF香川真司(33)が7日、大阪市内で行われたチーム練習に初めて合流した。チームは4日で宮崎キャンプを打ち上げ、この日から再始動というタイミングだった。

約2時間の練習を終えた香川が取材に応じた。

「初めての練習で、まず日本が久しぶり。住まいも決まっていないし、慣れていきたい。まだ不思議な感じ。ピッチの上でアピールしていきたい。やったもん勝ち。(プロは)そういう世界」

午前9時半からミーティングが開かれ、香川は仲間にあいさつ。ベルギー1部シントトロイデンに所属していた昨年4、5月の約3週間、C大阪の練習に参加していた。約9カ月ぶりに選手らに再会し、今度は正真正銘のチームメートになった。

前日に大阪入りし、地元関西のメディアのニュースはプロ野球中心ということを再認識したという。「野球は人気だなと改めて感じた。文化の違い。サッカーも負けじと、結果を残して盛り上げたい」とジョークをまじえ、C大阪での活躍を誓った。

小菊昭雄監督(47)は、香川について「100%の状態だと判断すれば、試合に使う」と明言した。

チームは今季の開幕戦となる18日のアルビレックス新潟戦(ヨドコウ)へコンディションを上げていく。香川が出場すれば10年5月15日のヴィッセル神戸戦(長居)以来となる。