セレッソ大阪の試合の舞台裏を紹介するクラブ公式YouTube番組「BACKSTAGE PASS」が18日までに更新され、アウェー今季初勝利となった15日のFC東京戦(味スタ)の控室の様子などが披露された。

公式戦2連敗中で迎え、東京とのリーグ戦は19年5月の勝利を最後に2分け5敗で7戦未勝利だった。しかも昨年10月のアウェー戦では、0-4と大敗するなど苦手な相手だった。

開幕からC大阪は2勝2分け3敗の12位。東京に敗れれば、ズルズルと後退していく危惧もあった。だからこそ、今後を占う一戦と位置付けられていた。

試合前の小菊昭雄監督(47)は、選手を前にこう言い切った。

「俺はこれから素晴らしいみんなと、トップ3だけじゃなくて、優勝争いがしていきたい。そのためにも今日、大事なターニングポイントになる試合だと思っている。ここを勝って、一気にチームを前進させていこう」

MF為田が左肩の負傷で欠場し、代わりに先発したFWカピシャーバも前半開始早々に右大腿(だいたい)部裏を負傷して交代。絶体絶命のピンチだったが、MF奥埜の2ゴールで競り勝った。雨の中、総力戦で制した。

試合後の指揮官は「試合前に伝えた通り、俺はみんなとね、トップ5とか3じゃなくて、これから優勝争いを、その景色を見に行きたいと強く思っている。その中で今日、ほんまに、ほんまに大事な試合やと思っていた。素晴らしい勝利で飾れたのは、ほんまにうれしく思っている。次は水曜日、ビッグマッチ(19日のルヴァン杯京都戦)があるし、しっかり、また準備しよう」と締めくくった。

京都戦を終えれば、23日に柏戦、29日に広島戦、さらに5月3日にG大阪戦と続く。嫌な流れを断ち切る最高の今季アウェー初勝利となった。

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