浦和レッズとサンフレッチェ広島の上位対決は、日本代表経験を持つ浦和DF酒井宏樹(33)が2得点に絡む活躍で逆転勝ちした。

日本代表森保一監督(54)が視察する中、新旧の日本代表が結果を出した。

先制したのは広島。後半5分、日本代表に初選出されたMF川村拓夢(23)が左サイドをドリブルで駆け上がり、ゴール前15メートル付近から右足シュート。浦和GK西川が左手で弾いたが、そのこぼれ球を広島MF森島が押し込んで先制した。

浦和は後半27分、ワールドカップ(W杯)カタール大会日本代表のDF酒井宏樹(33)が、MF伊藤のパスに反応し抜け出すとペナルティーエリア内の右らか右足を振り抜きネットを揺らした。

後半ロスタイム、酒井が右からふわりとしたクロスを供給。FWリンセンが折り返したボールをMF伊藤が左足で押し込み逆転した。

広島は、日本代表に選出されたGK大迫が後半11分に、ゴール前で浦和MF安居と接触し右足を痛めるアクシデント。約3分半の治療を経て大迫は再び立ち上がりプレーを続けた。