J1北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(43)が今季公式戦初出場した。

3点リードの後半42分に投入された。「久々の試合で、ピッチってでかいんだなって思った。1点でも取ってやろうという気持ちはあった」と振り返った。名前がアナウンスされると大歓声が上がった。「みんなのそういう応援は力になる。ピッチの上に立てたのは次につながる」と感謝した。

相手のJ3相模原の戸田和幸監督(45)は02年W杯日韓大会日本代表チームメート。試合前にはあいさつを交わしたという。戸田監督は「僕は伸二のファンなので。ピッチに立っている姿を見てうれしかったが、体を大事にしてねという話をした」と再会を喜んだ。

今季は左足首痛のため、紅白戦を外れることがある。6日の前日練習でのミニゲームにも参加せず、ぶっつけ本番での出場だった。「(左足首の状態が)あまり良くない。それでもこうやってベンチに入れてくれて試合に出してくれるのはうれしかった。チームに少しでも力になれることはある。このまま引き続き、みんなとともに毎試合いい準備ができるようにやっていきます」と誓っていた。