北海道コンサドーレ札幌は柏レイソルに0-1で敗れ、ベスト4だった06年以来17年ぶりの準々決勝進出を逃した。前半22分に先制を許した。GK大谷幸輝(34)のパスが相手に渡り、シュートを打たれた。逆転を狙うも、無得点に終わった。Jリーグの中断があったため公式戦は約3週間ぶり。その期間、チームは1週間のオフをへて、じっくり調整してきた。ペトロビッチ監督(65)は「一発勝負では、リードされるとなかなか難しい。クロス、ラストパスなど最後の部分の精度が今日は上がらなかった」と振り返った。

FW小柏剛(25)が約2カ月ぶりに復帰。6月10日リーグ戦サガン鳥栖戦で左太もも裏肉離れを負い、離脱していた。ケガ明けながらキレのあるプレーを見せ、前半32分にはミドルシュートを放つも枠を捉えられず。指揮官は「彼がコンスタントに出ることは重要。今後も彼がケガをしないでプレーを続けることが大事」と信頼を寄せる。さらに状態が上がることが期待される。

3月末に手術を受けたルーキーFW大森真吾(22)はプロ初のベンチ入りも、出番はなかった。6日鹿島アントラーズ戦からリーグ戦が再開する。前半途中で交代した主将のMF宮沢裕樹(34)について「ふくらはぎに違和感があるということで交代させた。肉離れなのかどうなのかは検査しないとわからない」(ペトロビッチ監督)と、不安材料はあるが、リーグ戦5試合未勝利。気持ちを切り替え、流れを変えたい。