鹿島アントラーズの岩政大樹監督(41)が18日、サガン鳥栖戦(19日、カシマスタジアム)に向けオンライン取材に応じ、ホームの利を生かしての勝ち点3獲得を強調した。

今季、4月29日のガンバ大阪戦でホーム初勝利を挙げて以降、ホームでの公式戦で7勝2分け。失点は9試合でわずか1だ。リーグ戦では前節、アウェーで名古屋グランパスに0-1で敗れ、首位との勝ち点差が11に開いた。

岩政監督は「積み上げてきたものの継続の中で質、精度、コンビ、コミュニケーションを高めていく時期」とぶれない姿勢を強調。「名古屋戦の後にも話したが、9試合で7勝2分け、1失点しかしていないところは素晴らしい数字。これは、サポーターがつくり出している今の鹿島の強さ。これを継続したい」と言い切った。

鳥栖戦はホームでの戦いになる。鳥栖の川井健太監督(42)と岩政監督は同学年。同世代対決に「意識はないと言えば嘘になる」とし「自分が岡山でプレーしているとき、(川井監督は)愛媛の監督だった。興味深く注目させていただいている」と話す。優勝圏内を維持するには負けられない一戦。「勝ち点3を積み上げればいろんなことが起こり得る。そのための1試合」と、ホームの利と強さを生かし、勝ち点3を手にする覚悟だ。