いわてグルージャ盛岡が愛媛FCと対戦し、1週間限定で電撃加入したDF那須大亮(41)の途中出場を果たした。

那須は1-1の後半37分、那須はMF和田昌士と交代でピッチに立った。そのまま2列目で出場。ヴィッセル神戸で引退した2019年以来4年ぶりのJリーグ復帰となった。

しかし、わずか4分後の同41分にカウンターから相手FWベン・ダンカンに決められて逆転を許した。那須が直接的に失点に関与したわけではなかったが、前半4分からリードしていただけに、ショックは大きかった。

それでも那須は前線からプレッシャーをかけるなどアグレッシブにプレー。後半ロスタイム4分には、右サイドのスローインをバックヘッドでFW佐藤未勇につなぐと、佐藤がそのままペナルティーエリア内に進入。倒されてPKを獲得した。MF中村充孝がこれを決めて土壇場で同点に追いついた。ロスタイムを含めて約15分間の出場にとどまったが、チームに与えた影響は十分だった。

クラブは15日にYouTuberとして活動する那須の加入を発表。契約は、19日までの5日間のみで、1試合限定となる異例の現役復帰だった。

那須は、ヴィッセル神戸で現役選手としてプレーしていた18年7月にYouTubeチャンネルを設立。引退後はよりYouTubeを通じた発信に力を入れ、19日時点で動画投稿数は998本、チャンネル登録者数が45万人となっている。