杭州アジア大会(中国)サッカー男子の日韓決勝が行われた7日以降、SNS上で韓国の国旗「太極旗」が燃やされる騒動が起きていた。中央日報など韓国メディアが報じたところによると、街中にあった数枚の太極旗を燃やし、写真をネット上に掲載した人物を警察が追跡している。

中央日報によると、ソウル永登浦署が9日、ネット上の交流サイトに「数枚の太極旗を毀損(きそん)した」という内容の掲示を、前日8日の午前6時25分ごろ投稿した作成者に対し、立件前の取り調べに入ったと明らかにしたという。太極旗を降ろして火をつけ、灰になるまで地面で燃やしたとみられ「太極旗を見るたびに腹が立って耐えられなくなり、街灯にかかっているものをいくつか燃やした」などの投稿文とともにSNS上で拡散していた。

現在は削除されたが、市民からの通報を受け、インターネットアドレス(IP)をさかのぼって投稿者の特定を急いでいる。また、警察は「国旗冒涜(ぼうとく)罪」の疑いを適用するかどうかも検討しているようだ。

サッカー男子の決勝は日本が韓国に1-2で敗れていた。韓国は金メダルと兵役免除を勝ち取っていた。