横浜F・マリノスは、FWアンデルソン・ロペスが決めたPK弾を守り切り、ホームでの第1戦を白星で終えた。

浦和のカウンターの猛攻を受けながらも、1点を守り切ったDF角田涼太朗(24)は「全員が体を張って守れた結果」と振り返った。ただ、攻撃ではリーグ最少失点の浦和の堅守に苦戦し、流れるような攻撃は影を潜めた。角田は「今日は決定機をつくれなかったことが大きい。自分たちらしいパス回しはできたが、ゴールに迫れなかった。もっと考えて積み上げないといけない」と課題も掲げた。 「パスを回しているだけになっている感覚はあった。前はチャレンジしてもらって後ろはリスク管理していければ。タイトルが、かかっている状況で勝ちながら成長する機会をもらっているのはありがたい。大切なのは次」と15日の埼玉スタジアムでの第2戦へ切り替えた。

第2戦はアウェー状態になるのは必至。角田は「(埼玉スタジアムは)世界的に見ても有名。大アウェーになるのは分かっている」。3日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では中国の山東戦(1-0)で完全アウェーは経験積み。角田は「中国に行ったときの経験を生かさないといけない。相手にのまれずに自分たちのプレーが出来れば」と国立切符へ意欲を見せた。