昨季の天皇杯王者の川崎フロンターレとJ1優勝のヴィッセル神戸による富士フイルム・スーパーカップ(17日、国立)の前日会見が16日、オンラインで行われた。

川崎F鬼木達監督(49)が、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)山東戦からの先発メンバーのターンオーバーを明言した。

13日にアウェーでACLの山東戦を戦い、中3日でスーパーカップを迎える。さらに中2日で山東との第2戦を控える。「(メンバーの入れ替えは)大幅に考えていますし、ACLの戦いの中で、非常に移動も内容もハードでしたし、ケアしなきゃいけない選手も出てきている。今シーズン最初から総力戦になってきているなと思います」と明かした。

シーズンスタートからいきなりの連戦でも勝負師はタイトルを全力で狙いに行く。「一戦必勝で戦うのは変わらない。選手スタッフサポーターと一丸になってタイトル取りたい」。

山東戦では、キャンプで取り組んだ攻撃の形に一定の手応えを得た。一方で課題も浮き彫りになった。「神戸は昨年のチャンピオンで力のあるチームですし、ACLをこないだ戦いましたけど、パワー、強度でもそれ以上のものがある。生かしていかないといけない」とすでに公式戦を戦った利点を生かす。Jリーグ開幕も1週間後に控える。今オフに多くの選手スタッフが入れ替わった新生・川崎Fが国内初戦で好スタートを切る。