Jリーグの開幕PRイベントが19日、都内で行われた。初めてJ1の舞台で戦う町田ゼルビアはガンバ大阪と開幕戦(24日、Gスタ)で当たる。

GK谷晃生(23)は、古巣で仲が良かったG大阪のMF宇佐美貴史(31)から「個人的には大好きな後輩。彼からゴールを取って悔しがる(谷)晃生を見たい」と宣戦布告された。すると「受けて立たない以外はないですよね。どの試合もそうですけど、勝つためにやっている。ガンバは自分も思い出があるクラブなんで、よりいっそう、という気持ちはありますけど、平常心で臨めたら」と受けて立つ構えだ。

昨夏、G大阪からベルギー2部デンデルへ期限付き移籍した。しかし、半年間で公式戦出場は2試合だけで、出場機会を求めてJ復帰し、町田加入を決めた。「試合に出ないと評価されないし、自分自身もそこを求めていた。その中で、町田が、成長できる場所だと感じた」と移籍の決断理由を明かした。ベルギー2部はピッチ、ロッカールームも含め今までの環境と大きく異なり、水のシャワーしか出ないスタジアムも経験した。「メンタルでタフになった」と振り返る。東京五輪では守護神を務め、日本代表にも招集されたが、昨季途中からA代表から遠ざかる。「自分のパフォーマンスをゼルビアで発揮できたら。それが結果的に代表につながれば」と、A代表への返り咲きを誓っていた。