藤枝が0-4で千葉に完敗し、2試合連続無得点に終わった。清水はホーム開幕戦を2-0で愛媛に完封勝ち。今季から主将を務める下部組織出身のFW北川航也(27)が後半に2得点を挙げ、07年以来17年ぶりの開幕2連勝に導いた。J3沼津は4-0で鳥取に完勝した。

  ◇  ◇  ◇

今季初勝利は遠かった。藤枝は、千葉に大量4失点を喫して完敗。須藤大輔監督(46)は「我々のやりたいこと。ハイプレスからのショートカウンターで失点をしてしまった。してはいけないミスが出た」と厳しい表情で振り返った。

0-0の前半14分。最終ラインでボールを奪われ、先制を許した。同31分にも同様の形から追加点を献上する。自陣深い位置でインターセプトされ、最後は昨季まで藤枝に所属していたMF横山暁之(26)に「恩返し弾」を決められた。千葉の圧力に屈し、主導権を握られたチーム。後半にも2失点して力尽きた。

攻撃も精度を欠いた。放ったシュートは、長崎とスコアレスドローに終わった開幕戦の5本から3倍となる15本。改善の兆しは見せたものの、最後まで仕留めきれず。2試合連続の無得点で試合が終わった。

ルヴァン杯を挟み、10日の次節はホームで大分と対戦する。須藤監督は「相手の圧力を受けた時に、どう判断するか。次節までに準備をしていきたい」と今季初勝利に向け、修正を誓った。