セレッソ大阪小菊昭雄監督(48)は3日、大阪市内で取材に応じ、前日2日の鹿島とのリーグ戦で負傷交代したFWレオ・セアラ、MFルーカス・フェルナンデス(ともに29)のブラジル人選手について、次節9日の東京V戦(ヨドコウ)の出場を回避する方向性を示した。

先制ゴールを挙げたレオ・セアラは左内転筋を痛めて後半途中に、ルーカスは右太もも裏を痛めて前半途中に退いていた。

指揮官は2人がこの日、病院に行ったことを明かした上で「筋肉系(のけが)なので、長いシーズンを考えれば、無理をさせないようにしたい。医師の見解も聞いて判断したい」と説明した。

ともに3トップに入る攻撃のキーマンだが、「誰が出ても、攻守に役割をまっとうするようにキャンプからやってきた。逆に言えば(他の選手にとって)チャンスなので、ポジティブに考えたい」。

DF鳥海晃司(28)も鹿島戦直前に故障が発生したもようで、試合当日はベンチ外となっていた。週明けの様子を見て、東京V戦の出場の可否を探るという。

クラブ設立30周年を迎えたC大阪は今季、初のリーグ優勝が目標。開幕から2試合連続引き分けで14位と出遅れたものの、残ったメンバーでホームでの今季初勝利を目指す。