セレッソ大阪が3連勝を飾り、開幕から3勝2分けの不敗で勝ち点11とし、3位から2位へと浮上した。3連勝は昨年9月以来。この日、MF香川真司(35)がコンディション不良で欠場していた。

殊勲の決勝ゴールはDF舩木翔(かける、25)。

両軍無得点で迎えた後半15分、来日初先発のFWブエノの左CKを、中央で待ち構えていた舩木が、ヘッドでゴール右へとたたき込んだ。この後、途中出場のFW北野颯太(19)の今季初ゴールとなる追加点も生まれた。

C大阪下部組織出身の舩木は今季がプロ8年目。本来は左サイドバックだが、故障者の関係で今季は不慣れなセンターバックに専念し、開幕5試合にフル出場となった。

開幕後、舩木は「与えられた位置を100%でこなすのが僕の仕事。試合に出られたら一番いいが、何よりもチームの勝利が大事。それに向かって、全員でやりたい」と語っていた。

舩木の得点は22年7月2日の川崎F戦以来で、J1通算47試合3得点。

年代別日本代表の経験が多く、19年にはU-22日本代表としてトゥーロン国際大会に出場。その際、現在同僚のMF田中駿汰(26)やブライトンMF三笘薫(26)ら準優勝に輝いていた。