横浜F・マリノスFW宮市亮(30)がダービーマッチの切り札となりそうだ。

2日、横須賀市内のグラウンドで、翌3日に日産スタジアムで行われる明治安田J1第6節、川崎フロンターレとの神奈川ダービーに向けて調整。練習後は「本当に勝たなければいけない」と誓った。

前節3月30日の名古屋グランパス戦は、選手交代が認められず10人となっている中で同点ゴールを奪われる不運もあり、後半アディショナルタイムの直接FKに沈み1-2の逆転負け。「いろんな状況があった中で勝ち切れる力を付けていかなければいけない」との思いを強くした。

そして中3日の連戦で迎える今回のダービーは「連敗はできない」。勝利への意欲がみなぎっている。

ヨーロッパで長くプレーし、本場のダービーマッチの雰囲気を知る。プレミアリーグのアーセナル時代にチェルシーとのビッグ・ロンドンダービー、トットナムとのノース・ロンドンダービー、またブンデスリーガ2部ザンクトパウリ時代にハンブルガーSVとのハンブルクダービーなど。

「向こうのダービーというのは街のプライドをかけた戦いでしたし、そういう意味では明日(の川崎F戦)もそういう戦いになってくると思います。僕らとしてはダービーは負けられないですし、連敗はできません。本当に勝たなければいけない試合になります」

2017年以降は川崎Fが4回、横浜が2回優勝。7年で6回までを両チームが占有している。まさしく“ビッグな”神奈川ダービーだ。そのJ1を代表するフロンターレについても「いつもいいサッカーをして、崩しにくい相手だと思います」と敬意を払う。

今季は後半途中から起用され、相手の運動量が落ちるところをスピードに乗ったプレーで突き、チャンスメーカーとして貢献している。今季初ゴールも期待されるところだが、「結果のところは付いてくるものだと思うので、自分から出しにいくというよりは、まずはチームのタスクとして何ができるかが大事になってくる。どんな展開になっても、自分がやれることをやりたい」と気負いはない。

アジアチャンピオンズリーグ準決勝の蔚山(韓国)戦も控える過密日程だが、目の前の一つ一つの試合に全力を尽くすのみ。笑みを絶やさず、爽やかにこう話した。

「もう本当にどの試合も負けられないですし、プレッシャーもかかる。マリノスというチームにいるからこそ、毎試合、毎試合プレッシャーがかかってきますが、それを楽しんでいきたい」

スピードスターが、ダービーマッチを熱くしてくれそうだ。