FC町田ゼルビアFW小川航基(29)が“バットマン”から素顔に戻る。
オランダ1部NECナイメヘンでのトレーニングマッチで顔面2カ所を骨折し、町田へ移籍後ここまで3試合はフェースガード姿でプレーしてきた。その小川がようやく本領発揮できる状態が整った。
10日、町田市内のクラブ施設でのトレーニング後に取材対応し、フェースガードなしで練習したことを明かした。
「だいぶ視界も違っていたんで、今日やっただけでもかなり味方の位置だったりとかも常に把握できた。(これまでは)味方の位置も把握できなかったので、だから合わないシーンだったりとかもあって、感覚でやるところがあった。でも次戦は(フェースガードが)取れそうなので、うまくコンディションも上がっていければ」
フェースガードは足かせだった。黒田剛監督も「視界が限られてくるのでやりづらさがあると思う」と話していた。9月2日の川崎フロンターレ戦では2得点を挙げて逆転勝利のヒーローとなったが、6日の名古屋グランパス戦で難しい体勢から同点ゴールにつながるシュートを放った一方で、右からの折り返しのパスをうまく捕らえられずゴールできなかった場面もあった。
それだけに素顔に戻る小川は、思う存分に暴れられる環境を手にするということだ。
次節は12日に東京・MUFG国立で横浜F・マリノスと対戦する。来週には新たな日本代表メンバーが発表されるだけに、そこに向けたアピールの場ともなってくる。
「しっかり僕自身がいいパフォーマンスを示して、しっかりとゴールを取ることができれば必要と思ってもらえると思いますし、僕はその必要と思わせるだけの活躍っていうのを次の試合で見せなきゃいけないと思う。でも代表のことを頭に入れるのではなく、まずはチームがいいパフォーマンスをする。そのために助けること、あとはチームが勝つことを大事に考えてやりたい」
バットマンでヒーローとなった小川が、今度は仮面を捨ててヒーローになることを誓った。【佐藤隆志】



