静岡学園は1-1からのPK戦の末、3-1で浜松開誠館に辛勝。MF松永悠輝(3年)が、終了間際の同点弾で2年ぶりの準決勝突破に貢献した。全国切符を懸けた決勝は、14日にエコパスタジアムで行われる。

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静岡学園MF松永が、閉ざされかけた道をつないだ。後半開始から途中出場すると、1点を追う延長後半9分だった。左クロスに無我夢中で頭を合わせると、シュートは、J1清水入団内定の浜松開誠館GK松浦迅ビエラ(3年)が懸命に伸ばす手の先を抜け、ゴールネットを揺らした。

終了間際。土壇場で飛び出した今大会初得点だった。「頭のどこで合わせたかわからない。最後まで諦めなかった気持ちが出た」。起死回生の同点弾でPKに持ち込むと、GK田辺匠真(3年)も「同点に追いついてもらい助けられた。次は自分の番」と奮起する。2本を止め、激戦に終止符を打った。

日本一に輝いた今夏の全国総体。松永は大会直前の負傷で欠場した。J2横浜FC入団内定の背番号「10」不在の中、FW坂本健悟(3年)が5得点で攻撃をけん引してきた。この日、その坂本が後半36分にPKを失敗。松永は「健悟がずっと引っ張ってくれている中、自分は今年チームを救う得点が少なかった。ここで一つ、助けられたかな? と思う」。恩返しの一撃で窮地を救った。

苦しい戦いを乗り越え、2年ぶりの全国まであと1勝に迫った。松永は、東海大静岡翔洋との頂上決戦に向けて「健悟も含めて自分たち前線が点を取って勝ちたい」と結んだ。夏冬全国2冠につながる道は譲らない。