リーグ10位と低迷するJ2福岡リトバルスキー監督(48)の進退は、2週間後に持ち越された。7日、都筑興社長(66)が会見し、成績不振への対処として、21日までの第1クール残り3試合を見て、監督の去就を判断すると発言した。

 4失点で敗れた6日の熊本戦後、責任を追及するサポーターを同監督は「社長と話す」と言って収め、報道陣には進退伺提出をほのめかした。しかし、同日夜に面談した都筑社長によると「『会見で監督の進退は社長が決めると話した』とは聞いたが、辞めるとは言わなかった」。田部和良GM(46)は「サポーターの気持ちを感じたことから出た発言ではないか」と解釈した。

 この日も電話で連絡を取りあったが、同監督は辞意は表明せず。しかし、11~14位と勝ち点1差の不振を重く見たクラブ側が、第1クール終了時点で去就を判断することを提案し、監督も同意。続投の条件について、同GMは「内容、結果の両面を見る。広島、横浜FC、C大阪と厳しい相手が続くが、だからこそ、悪い流れを変えられることを示してほしい」と話した。