コスタリカが粘りの守りで日本に得点を許さなかった。

初戦のスペイン戦で7失点した反省から5バックと守備重視の陣形。名手GKナバスが体を張ってゴールを守り切った。スアレス監督は「これで生き残った。まだ夢は終わらない」と息巻いた。

初戦の大敗のショックは大きかった。決勝点のDFフジェルは「1人1人が大きな痛みを感じていた。W杯でこのような大敗をしたことはなかなか消化できるものではない」と話す。精神的にも大きなダメージを負いながらも日本戦は粘り強く戦った。

データサービス「Opta」によると日本のペナルティーエリア内でボールを触った数はわずかに2回。少ないチャンスをものにした。スアレス監督は「ただ日本に勝ったというのではなく、W杯で素晴らしい戦いを見せている日本に勝ったことを強調したい」と胸を張った。これで勝ち点3を積み上げ、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。