前回王者のフランスFWランダル・コロムアニ(アイントラハト・フランクフルト)のゴールは記録点な一撃だった。出場から「1分後」の34分、FWエムバペがペナルティーエリア内中央でドリブルを仕掛け、相手DF4人をひきつけると、右にいたFWコロムアニへパス。これを右足で押し込んだ。

スタッツ・パフォームのOPTAデータによると、交代で入った後44秒での得点はW杯史上3番目に早い記録となった。

1位は02年日韓大会1次リーグのセネガル戦でのウルグアイのリカルド・モラレスの16秒。2位は、98年決勝トーナメント1回戦(16強)ナイジェリア戦でのデンマークのエッベ・サンドの26秒。

コロムアニはベンゼマがケガで離脱したことを受け、E・フランクフルトの日本遠征参加から急きょ、代表チームに合流した「遅れてきた男」。それが電光石火のスピードゴールを挙げるとは、人生何があるか分からない。