サッカー日本代表の西野朗監督(63)は31日、都内で開いた会見で、ワールドカップ・ロシア大会の日本代表メンバー23人を発表した。

 西野監督は、ビッグ3と呼ばれた本田圭佑(31=パチューカ)、岡崎慎司(32=レスター)、香川真司(29=ドルトムント)を選出した。質疑応答では本田と香川の選考理由について、特に同監督が2日にドルトムントの練習場を訪れ、訪ねる前に、香川の状況は厳しいと示唆したことを踏まえた質問が飛んだ。 西野監督は「香川に関しては、5月に入って欧州に視察に行き、直接会った。その日が、彼にとってコンディションが良くない日だったようで…前後、彼なりにかなり回復して状態が良かったと。それを見ると、間に合うかなという気がしました。その後、回復が良く、ゲームが出来る状況…制限がありましたけど、出られる状況。監督の判断はどうか分からなかったですけど、戦える状況と確認出来たんで(代表メンバーに)入ってもらった」と説明した。

 その上で、後半開始から出場した前日30日のガーナ戦も踏まえ「キャンプ10日間で非常に上がってきましたし、昨日も時間を増やし、最近、3カ月で1番長いパフォーマンスで、彼らしさも出て良かった。彼の独特の感覚、センスは高まっていくと感じる」と香川の選出に問題がないことを重ねて強調した。

 一方、本田に関しても同じ。「コンディションは挙がっているし影響力…チームにプラスをもたらせてくれる。経験値だけじゃない、彼のストロングはこのキャンプで強く感じました」とチームへの影響力、経験値をもたらすだけでなく、プレーの面でも大きな戦力として選んだことを明言した。【村上幸将】