ワールドカップ1次リーグ初戦で日本の前に立ちはだかるのが、コロンビアFWラダメル・ファルカオ(32=モナコ)だ。国内2部クラブで13歳199日でプロデビューを飾り、14歳166日でプロ初ゴールを決めた。20年近くたつ今も、ともに破られていない国内最年少記録だ。前回のW杯を左膝負傷で断念した天性のストライカーはフランス1部モナコで復活を遂げ、満を持して初出場。愛称「エル・ティグレ(虎)」の最年少伝説に迫った。

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 ファルカオのデビュー戦をラジオで実況したフリオセサル・コレドールさん(53)も当時を鮮明に覚えている。前日に選手登録され、翌日にデビュー。放送中は会社から「13歳の選手がデビューしたことを強調して伝えるように」と指示があった。「ボールの扱いがうまく、視野も広くて観察力がある選手でした。まだ小さいのに左右で蹴るし、ヘディングもする。年齢を感じさせない。素晴らしい能力を持った選手が出てきたな、将来すごい選手になるだろうなと思いました」。

 対戦相手のデポルティボ・ペレイラは1部から2部に降格したばかりで、2部では最も戦力がそろっていた。ファルカオは怖がることなく体をぶつけ、ボールを奪いにいったという。「父も国内では有名な選手でしたが、メンタル面の強さは父譲りでしたね」。センターバックとして活躍した父ガルシアさんの遺伝子が、ファルカオの闘争心にもつながっていた。