クロアチアがワールドカップ(W杯)1次リーグで日本と同組のセネガルに2-1で逆転勝ちした。後半3分に先制されたが、同18分にMFペリシッチ(インテルミラノ)がFKを左足で直接決めて同点に追いつき、同33分にはFWクラマリッチ(ホッェンハイム)が自らのシュートのこぼれ球を左足で流し込んだ。

 クラマリッチはセネガルについて「素晴らしいチームで、今日は間違いなくいいゲームをした。今日の試合を見たらわかると思うけど、優れた選手がたくさんいるし、W杯ではすごいことをするんじゃないかな。彼らのことをリスペクトしている。大会でどうなるか楽しみだ」と期待。弱点はという問いには「1試合やっただけだから何とも言えない。多くのゲームを見たわけじゃないからね。でも、もちろんどのチームも弱点というのはあるものだ」とコメントした。

 ダリッチ監督は「セネガルはベストのアフリカクラブ。スピードのある選手がいて、素早く攻撃位展開することができる。ナイジェリア戦に向けてこうしたテストが必要だった。ナイジェリアにも非常に危険な攻撃トリオがいるが、セネガルのマネ、サコ、ニャンは攻撃面で存在感を発揮し、守備も強固だった。前半我々は突破口を見つけることができなかった。いくつかうまくいかなかったこともあったが、ロシアを前に勝利でこの試合を終えることができてよかった」と、仮想ナイジェリア戦勝利を喜んだ。(中野吉之伴通信員)