ドイツ2部デュッセルドルフの日本代表MF原口元気(27)が、同1部ハノーバーに移籍することが決まった。11日、オーストリア・インスブルックのチボリ・シュタディオンで行われた日本代表の練習後、取材に応じた本人が「ハノーバーに行くことになります」と明かした。

 10日付の独誌キッカー電子版では本人が契約書にサインした、と伝えられたが「(契約書に)サインはしてないけど、合意はした。頭をスッキリさせてW杯に行きたかった。余計なことを考えず、日本代表にだけ集中できるタイミングでチームを決めたかった」と説明。契約は21年までの3年契約と伝えられている。翌12日の、W杯ロシア大会前最後の国際親善試合パラグアイ戦を前に、気持ちを固めた。

 原口は14年にJ1浦和からヘルタに加入した。今季は出場機会を求めて1月にデュッセルドルフへ期限付き移籍し、先発に定着。13試合1得点でチームの優勝と1部昇格に貢献した。ハノーバーには同じ日本代表FW浅野拓磨も加入することが決まっている。