日本はワールドカップ(W杯)・ロシア大会前、最後の親善試合となったパラグアイ戦に逆転勝ちし、大会本番へ弾みをつけた。

 トップ下で先発し、1得点1アシストを挙げるなど3得点に絡む活躍をみせたMF香川真司(29=ドルトムント)は「監督が代わって攻撃のベースがなかなかない状態で、自分が入ってベースをつくりたいと思っていた」と振り返った。セレッソ大阪時代の同僚で、2得点を挙げたFW乾貴士(30=ベティス)の両得点もお膳立てした。「セレッソでも長年やっていますし、2人で武器になることを証明できた。でも気を抜かずにやっていきたい」と話した。

 終了間際に得点を挙げるまではチャンスを外す場面もあったが「次の試合で決めればいいやぐらいの気持ちでいた。最後にああやって決められてよかった」と安堵(あんど)の表情をみせていた。