ワールドカップ(W杯)戦士はユニホーム姿もいいけど、スーツ姿も格好いいんだぞ! 各代表チームが続々とW杯の舞台ロシアに入っている。移動といえば公式スーツ。前回覇者ドイツは自国の王道ブランド「HUGO BOSS」のダークブルーの上下でビシッと決めている。デザイン性に加え、チーム同様に機能性と勝者のメンタリティーがハンパない。鍛え抜かれた肉体にまとい、戦いの場へ向かうもう1つの“戦闘服”にも、お国柄が表れる。

 「HUGO BOSS」によるドイツ代表の公式スーツ、ジャケットのモデル名は「ハットトリック」と力強い。一見シンプルだが、内ポケットにエンブレム、首の後ろの襟からチラリとのぞく国旗カラー(黒、赤、黄)のワンポイントがおしゃれ■ ネクタイも紺地の無地かと思いきや、先端にスッと3色ラインが施されている。

 ドイツらしく機能性へのこだわりもすごい。「快適な旅をサポートするトラベル仕様」と銘打ち、生地は伸縮性のあるナチュラルストレッチ素材、裏地の一部は通気性のいいメッシュを使っている。たくましい胸板や太ももを持つ選手にとっても動きやすい上、長時間の移動でもリラックスした姿勢を保てそうだ。

 内側には「イヤホンループ」、音楽など楽しむ時にイヤホンのコードを通し、スマートに見せる工夫、気配りがされている。選手の写真からは、ワイシャツだけでなく襟なしのシャツやポロ、スニーカーにも合うことがよく分かる。

 「HUGO BOSS」はブンデスリーガ6連覇中のバイエルン・ミュンヘンや、欧州CL3連覇、クラブW杯2連覇のレアル・マドリードにもスーツを提供している。つまり現時点で代表とクラブの世界一チームをサポート。まさに勝者のメンタリティーが詰まった“戦闘服”なのだ。【岡田美奈】

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