サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、14日に行われたロシア-サウジアラビアの開幕戦は、ロシア西部サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館にすむ白猫「アキレス」の予想通りロシアが勝利した。

 13日に報道陣の前に登場したアキレスは、両国の国旗近くに置かれた皿入りの餌に顔を向けながらも、すぐには飛びつかなかった。悩んだ末にロシア側を選んだため「辛勝ではないか」との見方が出ていたが、結果は5-0の圧勝だった。

 アキレスは耳の聞こえない雄。地元メディアによると、エルミタージュにすむ50匹以上の猫の中でもとりわけ直感が鋭く、昨年のコンフェデレーションズカップでは4試合中3試合の結果を的中させた実績を持つ。