過去2度優勝の古豪ウルグアイが、1-0で48年ぶりに初戦を白星で飾った。

 前半からスアレス(31=バルセロナ)、カバニ(31=パリ・サンジェルマン)の世界屈指の2トップが好機をつくったが、エジプトの堅守に苦しみ決めきれず。終了間際の後半44分、右FKにDFヒメネス(23=Aマドリード)が頭で合わせ待望のゴールを決め、そのまま守りきった。

 ヒメネスは、劇的な展開に「小説のような展開だった」と満足げ。「セットプレーで多くの選手が飛び込んだ。自分に決める役割が回ってきたけど、何よりチームの勝利に満足している」と振り返った。

 3大会連続13度目出場のウルグアイにとって、初戦は“鬼門”。70年にイスラエルに2-0で勝利して以来、6大会白星がなかった。ヒメネスは「長い間初戦で勝ち点を取れなかったから勝ち点3を取れて満足」と話し、タバレス監督も「呪いが解けた」と喜んだ。