スウェーデンが、初戦では地元開催だった58年大会以来60年ぶりの勝利を飾った。PKでの得点を守り、1-0で韓国を下した。

 FWイブラヒモビッチが16年欧州選手権を最後に代表を引退し、以降は伝統の守備力を支えに、ロングボールが主体。カウンター狙いの韓国を押し込み、後半20分にMFクローソンがDF金民友に倒された。これが今大会3回目の映像判定VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で、PKとなり、主将のDFグランクビストが決勝点。アンデション監督は「疑いの余地なくPKだろう。審判のいい判断」と満足げだった。

 韓国の事前合宿地オーストリアでの非公開練習をスウェーデン側が近隣の家からビデオなどでのぞく“スパイ行為”も話題となった一戦。直近3試合無得点だった不安を一掃し、同監督は「次のドイツ戦に勝つ可能性もある」と強気だった。