チュニジアは同点で迎えた後半ロスタイムのCKで、相手エースのケーンをフリーにしてしまい、失点した。マールル監督は「引き分けていれば、われわれにとって素晴らしい結果だった」と悔やんだ。

 序盤に先制を許し、前半16分には先発GKのハッセンが負傷交代するアクシデントに見舞われた。それでも後半は守備を整え、愚直にゴール前を固めて勝ち点1にあと1歩まで迫った。次は強豪のベルギー戦。40年ぶりのワールドカップ勝利へ厳しい戦いが続くが、FWカズリは「負けに値する内容だったとは思っていない。次のベルギー戦で勝ち点3を得るために全てを出す」と前を向いた。