サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で白星発進した日本は今日24日、1次リーグ第2戦でセネガルと対戦する。

 勝敗のカギは右サイドにあり-。時速32・18キロのトップスピードを誇る原口の突破に期待だ。

 セネガルはマネ、ニャン、サルの前線が初戦のポーランド戦で時速30キロ以上の走りを記録。そのスピードは要注意だが、アタッキングエリア(敵陣の攻撃エリア)への進入経路を見ると、左サイドが最高の45%と、左を起点にすることが多いという特徴がある。サイドバックの平均プレー位置を見ても、右のワゲに比べ、左のサバリはより高い位置で攻撃に絡む。その背後、つまり日本の右サイドには、原口のスピードがさらに生きそうなスペースが広がっている。

 そこで身長195センチのDFクリバリを外につり出すことができれば、中央のゴール前は手薄になり、付け入る隙が生まれる。日本は初戦のコロンビア戦で、右サイドの原口と酒井宏の連係が試合が進むにつれて良化。右サイドの攻防で主導権を握れば勝機はある。