B組は最後の最後にドタバタ劇が待っていた。ポルトガルは1点リードの後半ロスタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)でイランにPKを献上。同点とされ、あわや逆転の場面も。数分間で首位から一気に1次リーグ敗退危機まで味わい、1-1で最終的に2位通過となった。スペインはモロッコ戦の後半ロスタイムにVARでオフサイド判定が取り消され、土壇場に2-2の同点で1位通過。映像の力で右往左往の優勝候補2強となった。
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スペイン、ポルトガル、順位が逆の方が良かったかも…。決勝トーナメント1回戦の会場、対戦相手を考えると「両者痛み分け」といえそうだ。
B組は、1位がA組2位ロシアと7月1日にモスクワで、2位がA組1位ウルグアイと6月30日にソチで対戦が決まっていた。首位通過のスペインが前者となったが、スペインの拠点は、ソチ近郊のグラスノダールで、モスクワから約1200キロ離れている。しかも、ソチは1次リーグ初戦のポルトガル戦(3△3)で経験済みで、2位通過の方が、地の利があった。さらにウルグアイであれば、対戦成績が5勝5分けで10戦負けなし。ロシアには12戦で2敗しており「お得意さん」とは言い難い。イエロ監督も「とても難しい相手。モスクワでプレーするし、全てがプラスになる」と警戒した。
逆にポルトガルはソチの経験はあるが拠点はモスクワ。仮に開催国ロシア相手とはいえ、利便性を考えれば首都にとどまれるのは利点だった。しかも試合はスペインより1日早い6月30日となり、日程的にも短い調整を強いられることになった。



