GK川島永嗣(35=メッス)がポーランド戦の前半32分、右手1本で決定的なシュートを弾いた。ポーランドFWグロシツキが右クロスを頭で合わせて強烈なヘディングシュートを放ったが、川島がゴールラインすれすれに達しようとしたシュートをワンハンドでかき出した。そのこぼれ球を、DF酒井宏樹(28=マルセイユ)がスライディングしてクリアした。

 川島は前半21分にも、DFグリクが左クロスを頭で合わせた強烈なシュートを弾いた。

 川島は24日のセネガル戦の前半11分、相手のシュートをパンチングではじいたこぼれ球が、正面に待ち構えたセネガルFWサティオ・マネに当たり、そのままゴールインし先制を許した。2-2で引き分けたものの、相手エースにパスするかのような致命的な〝パンチング失点〟。試合後は自分のミスと認め、ポーランド戦前日27日の会見では「今度は自分が助けられるように、いいプレーをしたい」と誓った。その言葉を有言実行し、前半の2度のピンチをスーパーセーブで救った。