日本-ポーランド戦と同時刻でキックオフの試合。引き分け以上で決勝トーナメント進出が決めるセネガルと、自力での決勝トーナメント進出には白星が必要なコロンビアの大一番は、コロンビアが1-0で勝って1位通過を決めた。

 最初のチャンスはコロンビアだった。前半11分。FWファルカオがゴール正面左でDF2人に倒されて、フリーキックを獲得した。MFキンテロが左足で狙い、ボールは枠を捉えるもGKにはじき出された。ただ前半、コロンビアがゴールを脅かしたのは、これだけ。流れはセネガルに傾いていった。同16分にはFWマネがエリア内で倒された。1度はセネガルにPKの判定されるもVARに。しかし、判定はノーファールに覆った。命拾いしたコロンビアだが、悲劇が起こる。同31分にMFロドリゲスが負傷し、FWムリエルへの交代を余儀なくされた。前回大会の得点王は無表情でピッチを去った。前半は縦へ鋭く攻めるセネガル優勢の中、0-0で折り返した。

 後半は攻守の切り替えが激しいテンポで入れ替わる。カウンターの応酬も決定機はなかなか生まれない。同19分、セネガルのゴール正面のフリーキックもFWマネが足を滑らせ、ボールは大きく枠の上の越えていった。均衡が破れたのは後半29分、右CKからコロンビアのDFミナが頭で合わせた。ゴールが決まり、均衡が破られた。

 試合はこの1点をコロンビアが最後まで守り抜き、勝利した。コロンビアに敗れたセネガルは、日本と勝ち点で並びフェアプレーポイント差で3位となり決勝トーナメント進出はならなかった。