日本代表が後半ロスタイム4分、カウンターからFWナセル・シャドリ(28=ウエストブロミッチ)の決勝弾を浴びて逆転負けし、初の8強進出はならなかった。

 西野朗監督が会見を行った。

 -選手のパフォーマンス、結果は

 西野監督 結果については残念のひと言。追い詰めましたけど、やはり勝ちきれない。わずかであって、わずかでないのかもしれない。ゲームの中で、わずかだと感じていました。采配によるものなのか、本気にさせたベルギーに及ばなかったのか。選手は今シリーズ、前向きで、対ベルギーに対しても自信を持っている選手がいたので、選手は100%以上、戦ってくれた、パフォーマンスを出してくれた。されど、そのわずかというところは、これからサッカー界でまた埋め直さなければいけないと思います。

 -番狂わせが多い。2-0から逆転されることもあまりなかった。点を取られて、どう思ったか

 西野監督 スコアを決められた時にどういう気持ちだったかということは(苦笑い)…。ゲームに対するコントロールが自分としてどうか問いたい。2-0というアドバンテージをもらってひっくり返されている。選手たちの非ではなく、ベンチワーク。私の、自分に対する采配に問うところであります。W杯、トーナメントに対しては、選手が非常に4年前のブラジル大会でベスト16に入れなかった思い、全員が、あのコロンビアに負けたあの瞬間の思いというのは計り知れないです。そこから4年積み上げてきた選手たち、日本代表チームの今大会に対する思いというのは、まして、初戦がコロンビア。何とかリベンジという思いを強く感じましたし。今日に関しては8年間にペナルティで落とした過去がありますし、何としてでもという思いがチームにありましたし。GSの突破の仕方、今日の試合に関しましては、突破した後のチーム力を万全にする中で戦いたかった。過去2回とは違う感覚で臨ませたかった。そういうチームの、大会に対してのプランはしっかり取れた中で、戦っていました。やはり力が足りないなと。4年後、今日をもって、託したいなと。