元イングランド代表のゲイリー・リネカー氏が、イングランドがワールドカップ(W杯)で初めてPK戦で勝利したことで涙を流したことを認めたと、英BBC放送(電子版)が報じた。

 同放送の解説をしているリネカー氏は、コロンビアをPK戦の末に4-3で勝利した後に「勝利の後に泣いたことを隠すつもりはない。これ以上に素晴らしいことはないよ」と大喜びした。

 準決勝で破れた1990年の西ドイツ戦でのPK戦で最初のキッカーを務めて成功させたが、チームは3-4で敗退。それ以降、98年アルゼンチン、06年ポルトガルにも敗れ、W杯でのPK戦は3戦全敗だった。

 それだけに「W杯の舞台で、PK戦の勝利はどんな感じだろうといつも思っていた。とても特別に感じる。このような機会を長いこと待っていた。楽しいよ」とうれしそうに語ったという。