バイエルン・ミュンヘンの練習中に起こった騒動について、同クラブのニコ・コバチ監督は特に問題視していないようだ。

騒ぎがあったのは11日のトレーニング。大衆紙「ビルト」など複数のドイツメディアが報じた内容によれば、ロベルト・レバンドフスキとキングスレイ・コマンが練習中に殴り合いのけんかを始め、チームメートの必死の仲裁により、両選手はようやく引き離されたという。

すると翌12日、週末のブンデスリーガ第29節デュッセルドルフ戦へ向けた会見に出席したコバチ監督は、自らこう切り出した。

「少しコメントしておきたいことがある。昨日のトレーニングであった出来事についてだ。すでに名前が報じられている2人の選手が、とっくみあいになった。しかし練習後、我々は3人だけで話し合い、どちらも自分の行動について謝罪していた」

また「罰金が科せられるのではないか?」という憶測についても同監督は「(罰金は)ない。なぜなら2人とも(話し合いの場で)しっかりと分別のある態度だったからだ。それこそが最も重要だし、だからもうこれは終わったことなのだ」と話し、最後は「練習中の出来事だし、少し感情的になっただけ。でも今回のことをポジティブに見ることもできるはずだ。『我々は生きているんだ』とね」と、笑顔で締めくくった。