英ミラー紙(電子版)が5日、ショッキングなデータを公開した。

 同紙の読者投票(6日午後5時現在)でも85%が「ショックだ」と答えた、そのデータとは。なんとサウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(28)の足の速さが、快足で知られるアーセナルFWセオ・ウォルコット(27)と同じ、というものだった。

 ミラー紙は今季プレミアリーグでプレーした選手の足の速さをランキングで紹介。1位がロング(サウサンプトンFW)の時速35・31キロで、以下2位グーチ(サンダーランドMF)、3位ウォーカー(トットナムDF)、4位バーディー(レスターFW)、5位グレイ(バーンリーFW)…と続く。中でも衝撃的だったのは8位。吉田とウォルコットが時速34・78キロで並んだのだ。ミラー紙も「マヤ本人も信じないだろう」と記したほどの驚きだ。

 10位のベリェリン(アーセナルDF)も40メートルを4・42秒で走り、ウォルコットの持つクラブ記録を破った快足。あの陸上のボルトですら100メートルの世界記録9秒58を出した際の40メートルは4・64秒。ベリェリンはボルトにスプリントの勝負を持ち掛けているほどだが、吉田はそのベリェリンよりも速かったのだ。

 吉田は現時点でバイリー(マンチェスターU)に次いで、プレミアリーグで2番目に速いセンターバックと認定された。今後は「データが間違っていた」ということのないように、簡単に抜き去られるシーンはなくしてほしい。