レアル・マドリードがFWロナルドの2ゴールなどでセルタを4-1で下し、バルセロナに3差をつけて首位に浮上しリーグ優勝に王手をかけた。

 前半10分、ゴールほぼ正面からロナルドが左足のミドルシュートをたたきこんで先制すると、後半3分にもカウンターからMFイスコのスルーパスを受けたロナルドが、ダイレクトの左足でニアを抜きポストに当てながらもねじ込んで2点目を奪った。同17分に相手MFアスパスが退場し数的優位に立ったが、同24分にミスから失点。1点差となった同25分、DFマルセロの折り返しをFWベンゼマが右足で流し込んで再びリードを広げ、同43分には相手ペナルティーエリア付近でボールを奪い、ベンゼマのラストパスを受けたMFクロースが切り返しで相手DFをかわし右足でダメ押し点を決めた。

 Rマドリードは勝ち点を90と伸ばし、同87のバルセロナを抜いて首位に浮上。21日の最終節のアウェーでのマラガ戦に引き分け以上で5季ぶり33度目の優勝が決まる。バルセロナは同時刻にホームでエイバルと対戦する。

 終盤のチャンスに決めきれずハットトリックを逃したロナルドは「先制点と2点目を決める最もハードは仕事はした。でもああいうミスは明らかに普通じゃないね。でも起こりえることだ。自分は人間でミスは犯すものだ」とサバサバした表情。そして最終節へ向けて「まだ1試合残っている。最後まで戦わなければならない」と気を引き締めた。