FW原口元気が所属するヘルタはホームでレーバークーゼンに2-6で大敗した。

 原口はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

 フライブルクがバイエルン・ミュンヘンに1-4と敗れたため、ヘルタは6位に浮上し来季の欧州L出場権を得た。ダルダイ監督は「今日の結果は非常に残念だ。しかし最終順位は6位。ドイツでこの順位は非常に素晴らしい。昨年は7位で、今年は6位。我々のチームが進歩しているという証拠だ」と胸を張った。

 原口はリーグ戦では31試合(先発23試合)1得点だった今季を振り返り、「ファンやサポーターに、まずは感謝。色々ありましたけど、自分たちの目標である(来季の)欧州L(出場権)に届いた」と話し、充実した1年だったことをうかがわせた。

 以下は原口との一問一答。

 -最後はこういう残念な形でシーズンが終わった。

 原口 こういう形でしたけど、1年間応援してくれたファンやサポーターに、まずは感謝しなきゃいけない。色々ありましたけど、自分たちの目標である(来季の)欧州L(出場権)に届いた。悔しい終わり方ですけど、逆にしっかり反省できる試合なのかなとも思います。来年欧州Lが入って週2試合になった時に、今の戦い方で果たしてやっていけるのかと。(この敗戦が)そういうのを考える良い機会になればいいと思います。

 -個人的にはどういうシーズンだった? 開幕前は「数字にこだわりたい」と言っていたが

 原口 数字は出なかったですけど、改めてサッカーというのは、色んなものが噛み合わないと上手くいかないなっていうのと、自分の力だけじゃないところとか、どれだけ自分のサッカーに集中できるかというか。そういう面では非常に良い経験ができたと思います。色々と思うところもありますけど、ポジティブに。色々反省しなきゃいけない部分もありますけど、経験をいかしたいです。

 -では、ネガティブというよりも、前向きに捉えられるシーズンだったと?

 原口 もちろん。良かった時っていうのは、今までの年よりも明らかに良かったと思いますし、それをなぜ継続できなかったのか、ということと、試合数も今季は代表で試合に出始めたりして、(自分が出場する試合が)増えて、トレーニングの部分はすごく良いものが出てるけど、ケアの部分でもっとこだわらなければいけないなってところも感じました。

 -昨季に比べて、今季特にポジティブなところはどんな部分?

 原口 自信を持ってプレーできるようになったというか。どんな時でも慌てずに、というか。自分のプレーの出し方っていうのを学べたかなと。(それを)経験できて、どうやったらチームのためになれるかということはなんとなく理解できてきたのは、すごく大きな収穫だなと思います。