Rマドリードは、AマドリードからU-21フランス代表DFテオ・エルナンデス(19)の獲得を発表した。両クラブは世界的にもライバル関係にあり、6日付のスペイン紙マルカは「禁断の移籍を成立させた」と報じた。

 左サイドバックを主戦場とするエルナンデスは昨季、Aマドリードからアラベスに期限付き移籍して、リーグ戦32試合に出場した。Rマドリードとは23年までの6年契約で、10日に入団発表が行われる。

 同紙によると、移籍金は2600万ユーロ(約32億5000万円)から2800万ユーロ(約35億円)だと報じた。

 Aマドリードもエルナンデスの移籍について公式声明で「選手はAマドリードでトップチームのデビューを果たしていない上、クラブからの契約延長を拒否した。多くのオファーがある中で、Rマドリード移籍を希望した」と、本人の意思でライバルクラブに移籍したと発表。サポーターを怒らせるような移籍の経緯を明かしてしまった。