インテルミラノDF長友佑都(30)が開幕戦にフル出場し、今季チーム最初のゴールを演出した。

 前半4分、自陣から左サイドバックの長友が最前線へロングパス。受けたFWイカルディが倒され、チームは幸先よくPKを獲得した。これをイカルディが決めて先制した。敵将はインテルミラノから移ったピオリ監督。前からどんどんプレッシャーをかけてくるピオリ監督のやり方を知るだけに、その裏をかく好判断が光った。

 その後も長友は左サイドから再三、前線へクロスボールを送るなど積極的なプレーが目立った。試合は前半15分にイカルディ、後半34分にMFペリシッチが得点を追加し、インテルミラノが3-0で快勝した。

 試合終了後、長友はチームメートと勝利を喜んだ後、1人でフィオレンティナの旧知の2人のコーチのところへと歩み寄り、お辞儀のあいさつをした後、ハグをした。

 長友は試合後、「ピオリ監督が、プレッシャーをかけるって僕らは知ってるんでね、逆にそれでイカルディと裏を狙っていこうということで、連係は取れてましたね。3回ぐらいそういうシーンがありましたね」と満足そうに話した。

(西村明美通信員)