ブンデスリーガのドルトムントは28日、ウクライナのディナモ・キエフから同国代表FWアンドリー・ヤルモレンコ(27)を獲得したと発表した。21年6月30日までの4年契約で背番号は9。

 ヤルモレンコはドルトムントの公式フェイスブックを通じ「ディナモ・キエフから欧州のビッグクラブに移籍する夢がかなった。ドルトムントを救うために、ハードなトレーニングを積むよ。いつも、そうであるように、多くのゴールを取ってみせるよ」とコメントした。

 ドルトムントのミヒャエル・ツォルク・スポーツディレクターも「クラブと代表でトップレベルを見せ続けたアンドレイのことを、長年追い続けていた」と獲得を喜んだ。

 ヤルモレンコは、189センチと長身ながらサイドでもプレーが可能で、ディナモ・キエフ時代は公式戦339試合に出場し137得点を記録。ウクライナ代表でも69試合に出場し、29ゴールを決めており、ドルトムントをはじめスペイン1部のレアル・マドリード、バルセロナ、バレンシアやプレミアリーグのアーセナルなど、欧州各国のビッグクラブが獲得に関心を持っていると近年、報じられ続けてきた逸材だ。

 ドルトムントは、フランス代表MFウスマヌ・デンベレ(20)がバルセロナに移籍しており、その後釜としてヤルモレンコを獲得したとみられる。